web2.0の本質と行方

Web2.0の本質とは•••。開放性を持った「あちら側」を利用したシステムと、完全に閉鎖的でなければけない「こちら側」のシステムのコスト差が、一万倍、十万倍•••と大きく広がっていくというのが事の本質である。それだけのコスト差が出れば、徐々に経済合理性が働き、少しずつ大企業の情報システムも•••動き始める。チープ革命Web2.0、IT産業は再び大激変に見舞われる。それが次の十年の間に必ず起こるはずだ。

このように梅田望夫ウェブ進化論(129頁等)には、web2.0の本質が示されている。セキュリティの視点では部外者にアクセスされないよう閉鎖して隔絶したい、が、開発と管理コストを一事業者が全部抱え込むことができるだろうか。また社会全体としても知的資源を広く共有し、効率的かつ経済的に運営し発展させることが得策であり賢明でもある。このセキュリティとコスト•効率の調和の工夫が今後のweb2.0の行方を決めるだろう。